野生のパンダ、ササの開花で「餌不足」の恐れも
[北京 12日 ロイター] 中国南西部の山岳地帯に生息する野生のパンダは、
主食であるササの開花により、餌不足の危機に直面する恐れがある。
国営メディアが12日に伝えた。
2万4000ヘクタールのササ繁茂地を監視している野生動物保護の担当者は、
11日に行われたパンダの繁殖に関する会議で「餌不足」を警告。
同担当者は「四川省では2005年以降、14の郡で9種類のササの開花が観測されたが、
これはパンダが食べる量の30%に相当する」と指摘した。
その上で「野生パンダの餓死はまだ報告されていないが、
ササの開花地域は拡大しており、
パンダへの影響を注視しておくべきだ」と述べた。
中国の山岳地帯では、1984年と1987年にササが一斉に開花して枯死したことがある。
パンダが食べるササは約20種類。陝西省にある絶滅危ぐ種の研究所では、パンダの食餌習性を広げる試みも行われている。
・http://www.excite.co.jp/News/odd/00081194941510.htmlより
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中国四川省でパンダ移住大作戦
中国のマスコット、ジャイアントパンダが集団移住させられることになった。
新鮮な竹しか食べないパンダの食習慣がその理由だ。
パンダは青々とした竹の葉やタケノコしか食べないことで知られる。
全世界にいるジャイアントパンダのうち約半数が生息する中国四川省一帯では、
竹が一斉に開花を始めた。
竹は一般に60年に1回の割合で開花し、実を結んだ後で枯れてしまう。
パンダは竹が花を付け、葉がしおれると、たとえ飢え死にしても竹を口にしようとしない。
そこで、パンダの「食糧確保」が緊急課題として浮上した格好だ。
中国の国営新華社通信によると、四川省林業庁野生動物保護局の楊旭イク副局長は「四川省の竹林2万4000平方キロで花が咲き始め、面積が広がっている。
竹の花が咲かない地域にパンダを移動させるためのルートを確保する作業を進めている」と語った。
パンダはこれまで、竹の花が咲き始めると自ら移動して生き残っていたが、人間がパンダの生息地を奪ったために、
パンダが餌を探して移動するルートがふさがれ、パンダの生存が脅かされる状況だという。
中国では1980年にも竹の花が咲き、餌不足でパンダ250頭が餓死している。
・朝鮮日報より
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竹が花を付け、葉がしおれると、
たとえ飢え死にしても竹を口にしようとしない
か…
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